見事にレディ・プレイヤー1地上波初放送に間に合わなかった記念に更新します。
2020年6月26日、3週続いた金曜ロードSHOWでのBTTFシリーズ地上波放送もこの日が最後。
今回は2の終盤のアクシデントにて1885年に飛ばされてしまったドクと
1955年に取り残されたマーティ、そして1985年Aに残されたままのジェニファーという状態での
スタートとなる。ジェニファーの場合は年鑑消失の時点でひと足早く元の1985年に居るらしいけど。
BTTFといえばデロリアンを用いたタイムトラベルによる騒動が描かれる話なのだが
3の場合は、1885年に飛ばされたドクがビュフォード・タネン(ビフの先祖)に
殺害される”未来”を知ったマーティが、再びドクの命を救うべく1955年から1885年に旅立つんだけど
今作は今までの路線を考えると少し方向性が違うんだよね。
1・2までは歴史改変やタイムパラドックスに焦点をおいて物語が進んでいったんだけど
3の場合はマーティの成長・科学者ではなく1人の人間エメット・ブラウンの物語なんだよね。
デロリアンの存在が本当の始まりだけど、大筋としてはマーティの悪癖である
”チキン(腰抜け)”が全ての始まり。この悪癖さえなければ2で迎える未来が来る事もなく
断片的に未来を知ったマーティが年鑑を買う事もなかったのだが
今回は西部開拓時代での行動によって身を以て悪癖と向き合う事となる。
一方のドクも何だかんだ自分に甘い部分を見せつつも科学者としての責任を全うしようとするも
新ヒロイン・クララとの出会いによって揺れ動くドラマがメインであり
タイムトラベルシーンは僅か2つしかない(ELB号は除外)
今までのお約束的な場面・設定も3では多少ニュアンスが変わっている。
・弱虫どころか人格者のマクフライ家(シーマス・マギー)
・マーティVSタネン一派のチェイスでマーティ初の完全敗北(スケボーがない為)
・「なんてこった!」と「ヘビーだ」の掛け合いが逆
・タネンの宿敵は実質ドク(マーティはドクを救う為の成り行き)
幼少期のタイキには未来感溢れた2015年のある2の方が好きで
西部開拓時代やドラマ要素の強い3は、あまり好きじゃなかったんだけど
大人になって見返すと、違った印象を受けた素晴らしい完結編だったと思ってる。 続きを読む