November 07, 2005

クロノス・ジョウンターの伝説(注 ネタバレ有!)

折角「この胸いっぱいの愛を」の話が出たのでこの場で
クロノス・ジョウンターの伝説」についても解説しよう。
まずは、どの話でも登場するタイムマシンの役割を果たすクロノスジョウンターについて、
クロノスジョウンターは物質を過去へと送り込む機能があり、
これを使用することで過去へのタイムトラベルが可能となる。

しかし、使用者は過去へは長くとどまる事は出来ず、しかも元の時代ではなく過去へ飛んだ分代償として未来へと弾き飛ばされてしまう性質を持っている。他には1度設定した時間には2度と行く事は出来ず、更に昔へさかのぼる事は出来ない等タイムトラベルには欠陥が多い。
そんな制約がある中、今までの人生全てを賭けて旅立っていった人々の物語がこの作品である

1.吹原和彦の軌跡

【STORY】
とある会社で物質過去射出機(クロノス・ジョウンター)の開発が行われたある日、
ある事故によって吹原の想い人の女性が死亡してしまう。
開発スタッフの1人である吹原は彼女を救う為、クロノスへと密航する・・・
実際に過去へ乗り込んでみても簡単にはいかず、何度も彼女は死んでしまう。
そんな挑戦の中で友や生活を失っていきながらも彼は挑戦をあきらめなかった。

この物語はまさにクロノスジョウンターの性質を知りながらも
自分を犠牲にしつつ運命と戦い抜いた男の話
であり、
まだ恋人でもなく、相手はどう思っているか分からないのに
彼は彼女を救う為に何度も過去へと飛んでいく事になる。
ハッキリ言ってこの物語ほど簡単な説明にもかかわらず
最終的にどのような結末を迎えたか想像が容易なものはないと思う。
しかしそれでも私はこれが「悲恋物」だとは思えない。よく考えてほしい・・・
これはあくまでタイムトラベルの話なのだから、
もし全ての発端となった彼女の死が回避されたとしたら、
彼はクロノスを使う事はないかもしれないし、また仮に世界が複数存在するとして
時を越えた彼とは別の「その世界の彼」は普通に現れる可能性もあり、
その彼と彼女が上手くいくかもしれない・・・
結局、最後の跳躍から彼と彼女はどうなったのかはもう分からないが。
(もしかしたら結局は救えなかった可能性もあるし・・・)
まぁどの物語もそうなのかもしれないがタイムトラベル物の話は
無限の可能性を秘めているからそれを想像しながら、
それぞれ違う「それから」を考えてみると面白いものだと改めて思える。

2.布川輝良の軌跡

【STORY】
吹原和彦がクロノスへ密航し行方不明になってから数ヵ月後、
今度は過去への一定期間滞在実験のために、布川は1991年12月へと跳躍する。
布川の目的はある建築家最後の作品を拝む事だったのだが、
過去にて枢月圭という女性と運命的な出会いを果たす。
2人はお互いに惹かれあっていくのだが、彼に残された時間は長くなかった。

私が全話の中で1番好きな物語である(圭のある部分はあまり好きではないが・・・)
前話とは違い、目的を果たす事より過去で出会った彼女と過ごしていく数日間を
重点的に描かれている。
それにしても彼女、婚約者いるのに婚約者に対する態度ちょっと冷たいなと感じた。
最初読んでてコイツ(婚約者)邪魔とかしてくるのかなと思ったら、超イイ奴!
彼女の為とはいえ、布川の秘密を知りつつ彼に協力していく姿を見て
「いくらなんでもこんな人として魅力ある彼をあっさり捨てるのはどうだろう」
と思ってしまった。
そういえば、この物語ではタイムリミットばかりが目立って
物語としては普通の恋愛物語なんだよな、決して悪いとは思っていないが。
そして最後に一言・・・「圭さん、頭使いましたね!

3.鈴谷樹里の軌跡(これが映画の原作となった)

【STORY】
1980年、小学生だった鈴谷は入院生活中に出会った絵本作家志望の青年、
青木比呂志(ヒー兄ちゃん)に恋にも似た感情を秘めていたが
彼は難病チャナ症候群によって亡くなってしまう。
そして1999年、彼が亡くなったという出来事は彼女のトラウマとなり、
その結果彼女は男を寄せ付けずに医師としての日々を過ごしてきた。
そんな時にようやく現れたチャナ症候群の治療薬とクロノスジョウンター。
彼女は、彼を救う為に布川が使用した物質固定装置の改良版と治療薬を手に
1980年へと旅立つ・・・
ところが、過去にたどり着いた彼女は彼に関する意外な真実が隠されていた事を知る。

この物語は私もあまり予想できない展開で話が進んでいきました。
物語のキーワードは「プログラム
この意味が理解できた方はもしかすると話の展開が結構読めてしまうかもしれません。
それにしても少女時代はひたすら彼女が彼に恋していたのに、
いざ彼女がもう1度その時に戻ってくると
今度は彼の方が未来の彼女に惹かれていくとキタ!
そして彼らも布川×枢月カップル同様物凄く強い絆が出来ていく姿に
本当に思い合えた2人の姿はこうなるものなんだなと
現在彼女なしの私は強く感じてしまいました。

Posted by chronoss_shine at 20:12│Comments(2)TrackBack(0) シリアスモード 

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この記事へのコメント
お久しぶりです!前に電車男のDVDについて聞いた(コロナ)です!この胸いっぱいの愛を…いーですねぇ〜!俺も見たいなと、思ってたんですよ(^-^) あと電車男のDVDなんですが予約しました!
楽しみです☆
Posted by コロナ at November 07, 2005 22:09
>コロナさん
それは良かった!
私も来月が楽しみですよ。
思えば公開から半年・・・長かったようであっという間デス。
Posted by タイキ at November 07, 2005 23:01