2020年02月04日

動物が苦手なタイキと愛犬の別れ

2020年2月3日、20時28分・・・
タイキにとっては人生の半分を家族として過ごした実家のペットの犬が老衰で亡くなった。
明日の午後には恐らく火葬が行われる事になるだろう。
うちのワンコは家に来て今年で18年目、年齢も17歳(人間でいえば90代)と
確かにいい年であり、充分生きたと言われてもおかしくない。
だが実際死ぬまでの間に何度か痙攣を起こして苦しんでた場面があっただけに
このまま苦しんで死んでいくのかとそんな姿に涙を抑えられないタイキ母だったし
一方タイキ父の方は穏やかに対応してたけど、最も面倒を見てただけに
何もかも終わった後の事を心配しかねない。(火葬に立ち会えない可能性もある)

そして俺はというと、家族の中で唯一仕事場にいてワンコの死に立ち会えなかった。
実を言うと死の数日前から様子がおかしかった事もあり主治医の先生に診てもらったところ
短くて数日、長くても数か月と、少なくとも2020年内には覚悟しておいてくれと
”余命宣告”を受けていた事もあり、それ以降仕事の方も全然集中できなかった。
暇を見つけてはロッカーに向かい、スマホから”その時”が来るかもとLINEチェックしてたんだけど
ワンコの死から約30分後、ようやく俺も”その時”が来てしまったと知った。
LINEを見た時は、あぁ…そうか程度のリアクションしかしなかったのに
スマホを戻してロッカーをロックしようと暗証番号を入れようとした時
感情を抑えられなくなっていた。なぜならその暗証番号はそのワンコの誕生日だったから・・・
そこからはもう感情を吹き出せる場を探すためにオフィスの外まで行きそこで15分近く寒空の中
泣き腫らした。不思議な話だ。元々タイキは動物とか子供が苦手だったのに
今では姪っ子たちの相手をしたり、ワンコの死に涙しているのだから。

皆から聞いた話によると、ワンコに死の間際は家族だけでなく姪っ子ちゃんたちもいれば
現在一人暮らし中の末妹も顔を出してたらしいし、姪っ子ちゃんたちの発表会に備えて
祖母も泊まりに来ていたので、賑やかな我が家で逝ってしまったらしい。
それも痙攣で苦しんだのではなく穏やかに逝ってくれたとの事だった。

だけどこの日俺が職場に向かう前の段階では、痙攣が収まらなかった事もあり
主治医の下で安楽死させる事を決断してたので、病院に向かう車を仕事都合で見送った時が
今生の別れになると覚悟してたんだけど、当のワンコはもはや歩くどころか立ち上がる事が
出来なくなっても生命力だけは強かったらしく、主治医の方から安楽死ではなく
実家で安らかにさせてあげるべきとの話があり、身体中に何本もの注射を挿すだけで戻ってきた。
そんな光景を見てた事もあって、少なくとも今日逝ってしまう事はないだろうなんて
内心思ってたんだけどさ・・・

前述の通り、明日の午後にはワンコは火葬される事が決定している。
タイキ父からは「俺の代わりにワンコを頼む」と託されている。
そして今日が我が家で俺たちとワンコが共に過ごす最後の1日となる。
もう夜になろうとしているけど、最後の1日をどうやって過ごそうか悩んでしまう。
深く考えれば思い出が蘇り、涙が抑えられない。このブログ書いてる手だって
震えながらタイピングしてる有様だし。かと言って無心になれる訳もなく
どうやったら明日までにある程度踏ん切りをつけられるだろう?
多分今日も夜は寝られそうにない(昨晩と言うか今朝6時半ごろまで眠れなかったから)

Posted by chronoss_shine at 18:39│Comments(0) シリアスモード